にしおぎくん

落っこちたら、そこから這い上がるしかないのです。

でも、落っこちたままでいいという覚悟があるのなら、それはそれでいいんです。

実は居心地が良いのかもしれないし、そこからなにやら覚醒するかもしれないし。
そう決めたのであれば、恋であれ、罠であれ、街であれ。


私はすっかり西荻窪というおかしな場所に落ちてしまったようです。

にしおぎくん。
こいつは何かあります。
へんてこでチャーミングで、知れば知るほど虜になりそうな危険なやつです。
私、永住してたりして。と思ったり。ありえるような、ありえないような。


昨日は夕刻から夜にかけてぷらぷら散策してみたのですが、
ひとりでぷぷぷと笑える看板とか、もはや笑えない看板とか、
ディープすぎて踏み込めないような世界が突然あったりして、
つくづく、にしおぎくんは変だと思いました。

元々あるディープな世界に
オサレなカフェや雑貨屋さんが出没したと簡単に予測できる庶民臭いっぱい!
昔はもっと強烈な街だったのね〜って考えてしまう。と、ちょいとジェラシーが湧いてしまうんです。私の知らないにしおぎくん。


あと、おじさん達が妙にやさしいのもこの街の魅力のひとつかなと思います。
昨日は外にある古本を見てたら、自由に持ってっていいよ。って。
結局、『「伝説」になった女たち』とかいう本をいただいて帰りました。

先週末は、近くの古道具屋さんで外に置いてあった座卓を購入。
なぜかお値引きしてくれた上、購入した10分後には商品を自宅のアパートまでブーンと届けに来てくれました。やさしいなー。
ちなみに、こないだ見かけた時にそのおじさんは口笛吹いてました。
バンダナのおじさん、ごきげんー。
その座卓、とってもお気に入りです。


写真は雑貨食堂 六貨さん。
いつものごとく、ブレブレでしたので紅くして誤魔化そうとしましたが誤魔化せませんでした。

ここ、こじんまりとした広さのお店だけど、良心的なお値段でどれも欲しくなるアイテムばかりでお店に一歩踏み入れただけで心が躍るのです。
今使っているペンも六貨さんのやつだし、昨日も結局、布巾をゲットしました。
かわいくて実用的なのが何より有り難し。
まだ狙っているモノがあるので近々また行ってみる予定です。たのしみ。



そして、音楽。
音とにしおぎくんは深ーく結びついている。と感じます。

そんな勝手な私のにしおぎくん喫茶なイメージ。

そして、忘れちゃいけないのが、にしおぎくん。
猫にやたらとモテるんです。
んーーー永住したい!